「Google Optimize終了」で無料A/Bテスト市場に“巨大な空白”が生まれた
「無料でA/Bテストを始めたい」というニーズが強い最大の理由は、Google Optimizeが2023年9月30日で終了したことです。これにより、長年“無料の標準”として使われてきた選択肢が突然なくなり、無料A/Bテスト市場に大きな空白が生まれました。
この変化は、現場のマーケターにとってかなり痛い出来事でした。実際、Google Optimize利用経験者を対象にした調査では、終了後に「代替ツールが見つからない」層が一定数いることも報告されています。
その結果、検索でも「Google Optimize 代替」という文脈での情報探索が増え、比較記事が上位に並びやすい状況になっています。
たとえば、Optimize終了後の“代替無料ツール”として露出が強い Optimize Next は、6,500以上のWebサイトに導入と公表しています(2026年1月時点)。
ただし多くのツールは、無料でも登録・個人情報入力・トライアル期限などがPoCのボトルネックになりがちです。
だからこそ、PoC段階ではまず **「匿名で、登録なしで、すぐ回せる」**ことが重要になります。
url-goは、この“空白”を埋めるために、URL分岐(スプリット)でのA/Bテストを匿名で始められることに特化しています。勝ち筋(当たり仮説)が見えたら、本格ツールへ移行する——その手前の踏み台として最短で回せます。
「無料ABテストツール」の落とし穴:無料にも種類がある
「無料」と書かれていても、中身はだいたい次のどれかです。
無料トライアル型:一定期間だけ無料(期間終了後は有料)
フリーミアム型:一部機能やPV上限だけ無料(本格運用は有料)
無料だけど登録必須型:PoC前にアカウント作成・個人情報入力が必要
オープンソース/自社実装型:無料だが導入・運用コストは発生
“匿名で、登録なしで、すぐ試せる”型:PoCに最適(ただし機能範囲は割り切り)
本記事の結論を先に言うと、「まずは仮説を早く検証したい」段階では、最後の“匿名PoC”が最も強いです。
A/Bテストツールは3タイプに分かれる(ここを間違えると選定ミスる)
A/Bテストは、実は「何を差し替えるか」で必要なツールが変わります。
1) UI差し替え(ノーコード編集)タイプ:ページ内の文言・ボタン・導線を変えたい
例:CTA文言、フォーム周り、FVの構成、要素の出し分け、パーソナライズ等
強み:ノーコードで施策スピードが上がる
注意:基本は“登録前提”、運用が進むほど有料になりやすい
2) プロダクト実験(Feature Flag / サーバーサイド)タイプ:アプリやプロダクト機能を検証したい
例:レコメンドロジック、料金表示、機能オンオフ、アルゴリズムの切替
強み:本格的で再現性が高い
注意:導入はエンジニアリング前提になりがち
3) URL分岐(スプリットテスト)タイプ:LPや記事の“別URL”を振り分けたい
例:LP A/B、広告遷移先の比較、メルマガやSNSのリンク比較
強み:とにかく早い、改修が軽い、PoC向き
注意:ページ内の細かい要素差し替えは不得意(別URLで作る)
url-go はこの「3) URL分岐」に特化して、PoCの初速を最大化する設計です。
まずはここだけ見ればOK:A/Bテストツールの選び方チェックリスト
ツール選定で迷ったら、次の順でOKです。
何を変える?(ページ内UI / プロダクト機能 / 別URLのLP)
今はPoC?運用?(PoCなら“導入摩擦の低さ”が最優先)
匿名で始めたい?(登録・個人情報入力・稟議がボトルネックなら重要)
計測は何でやる?(GA4で十分か、ツール内完結が必要か)
勝ったらどう移行する?(PoC→本格ツール、という“踏み台”設計)
比較:代表的なA/Bテストツール(早見表)
※各ツールの最新プラン・制約は公式情報をご確認ください(ここでは選定の“型”に集中します)
| ツール | タイプ | 登録 | 価格 | 導入数 | 強み |
|---|---|---|---|---|---|
| Optimize Next | ページ内要素 | 必要 | 無料 | 6,500+ | UI編集 |
| url-go | URL分岐 | 不要 | 無料 | – | 匿名PoC |
| Ptengine | UI差し替え | 必要 | 要問合せ | 多数 | ヒートマップ統合 |
| VWO | 包括的 | 必要 | $353/月〜 | 世界的 | エンタープライズ |
url-goは、URL分岐(スプリット)でのA/Bテストを匿名で始められることに特化しています。現在、この領域の無料ツールでしかも匿名となると唯一無二の存在です。実際にテストをしてみて、勝ち筋(当たり仮説)が見えたら、本格ツールへ移行する——その手前の踏み台として最短で回せます。
url-go の強みは「本格導入前」にA/Bテストの味見を匿名でできること
これがurl-goの設定画面です。飛ばしたいURLと配分のセットだけでテストが始められます。
url-goは、いわゆる“全部入りCRO(Conversion Rate Optimization:コンバージョン率最適化)ツール”ではありません。コンバージョン率最適化にむけての第一歩的な位置づけです。
代わりに、
匿名で
登録なしで
すぐに
別URLのA/B(スプリット)を回せる
ことに全振りしています。
特に、次の用途で強いです。(ユースケース事例)
広告LPのA/B(A案/B案のLPを作って振り分け)
メルマガの遷移先比較(同じ本文でもリンク先で勝ち筋検証)
SNS投稿のリンク比較(投稿文は同じ、LPだけ変える)
資料請求/問い合わせ導線の比較(フォーム前の説明ページを変える)
有料ツール導入前のPoC(“勝てる型”が見えてから課金ツールへ)
url-go でA/Bテストを回す手順(最短10分)
Step 1:LPを2本用意する
LP_A(現行)
LP_B(改善案:FV/コピー/フォーム前説明など、仮説に沿って変更)
※ページ内差し替えが必要なら、ここで「別URLの別LP」として作るのがコツです。
Step 2:url-go でA/B(スプリットURL)を作る
Variant A:LP_A のURL
Variant B:LP_B のURL
Weight:50/50(慣れたら 70/30 なども可)
Step 3:UTMを付けて GA4 で比較できる形にする
utm_source / utm_medium / utm_campaign / utm_content(A/Bが識別できるように)
Step 4:GA4で「探索」or「比較」を作る
指標:CV(contact_submit等)、フォーム到達、滞在、スクロール等
まずは “最終CVだけ”ではなく中間指標も見る(勝ち方の理由が見える)
Step 5:勝ち筋が見えたら「本格運用」に移行
勝てる構成が固まったら、UI差し替え型ツールや本格実験基盤へ移す
url-goは “踏み台(PoC基盤)”として機能します
まず試すならここ:成果が出やすいテストテーマ(鉄板)
最初のA/Bは、当てにいく方がいいです。おすすめはこの順番。
ファーストビュー(FV):伝わるか、刺さるか
導線:次に何をしてほしいかが迷わないか
CTAコピー:押す理由が明確か
フォーム:入力負荷・不安の除去ができているか
url-goのさらに詳しい情報
よくある質問(FAQ)
Q. url-go はなぜ無料なのですか?
marketing-ai.biz の運営方針として、大企業だけでなく中小企業にもデータドリブンな経営を広めていきたいという思いがあります。その思いから、まずは“誰でも試せるシンプルな実験環境”として提供しています。
Q. 本当に匿名で使えますか?
はい。登録なしで、まずPoCとして試せる設計です(ただし運用上の注意は本ページ末尾の免責もご確認ください)。
Q. できないことは何ですか?
url-go は URL分岐(スプリット)に特化しています。(2026/2現在)
「同じURLの中でボタン色だけ変える」「DOMをノーコード編集する」といった用途は、UI差し替え型のツールが向いています。
Q. 統計的有意差はどう見ればいいですか?
PoC段階では、まず GA4でCV/中間指標の差を観察し、明確な差が出る仮説を絞り込みます。
厳密な有意差判定や多重検定が必要になった段階で、本格的な実験基盤(統計機能付きツール)へ移行するのが現実的です。
Q. どれくらいの期間回すべきですか?
最低でも「曜日要因」をまたぐために 1〜2週間が目安です。流入が少ない場合は、まず“差が出やすい仮説”(FV/導線/フォーム不安の除去など)を選ぶのが近道です。



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